2013年7月21日日曜日

7/20 LEIGHジグ教室


今週はLEIGH(レイ)のダブテールジグ実践教室を行いました。
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Uさん、Kさん、感覚はつかめたみたいですね?お疲れ様でした。

参加者の感想を紹介。
Uさん : 夢のありみぞBOXに一歩近づきました。今後もがんばります。
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↑スルーダブテールジョイント。

Kさん : 今回で同教室2回目のトライでしたが前回より学習内容の習得も深まり、大変勉強になりました。
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↑ボックスジョイント。

2013年7月11日木曜日

【LEIGHジグ実演】 実は…  ハーフブラインドもできるんです


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週末、LEIGHジグ実践室を行いました。教室ではスルーダブテールジョイントとフィンガージョイントの2つを取り上げてますが、 まだまだそれだけじゃないんです、このLEIGHジグでできることは。
ひとつは↑写真のようなハーフブラインドダブテールジョイント。
そう、LEIGHのダブテールジグでも、ハーフブラインドができるんです。
しかもここはやはりバリアブルスペースが売りのLEIGH、スルーダブテールの時と同様にジョイントの間隔や始まり終わりの位置も任意でセット可能です。

今日はこのハーフブラインドの加工手順を紹介したいと思います。
加工を始める前に・・・いくつかポイントを紹介。
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☆使用するダブテールビットそれぞれ切削深さが決められている。=使えるビットはピンボードの厚みによってだいたい決まってくる。

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 ↑ SuperジグまたはD4R Pro本体に標準付属のダブテールビット#80-8と#120-8。
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 ↑ 単品またはセットで別売りで用意されている#128-8、#112-8、#101-8。
☆ハーフブラインドでは上記計5本のビットが使えます。(商品ページはこちら↓ )
LEIGH カーバイドチップ・ダブテールビット (単品売り)
LEIGH スーパージグ用 7本組 カーバイドチップ・ビットセット #1607-8
この5本から、今から加工するピンボードの板厚に合うサイズのビットを選んで、そのビットの規定の切削深さで加工します。
例えば#120-8のビットを使うなら、写真の様に切削深さはいつでも7/16”(≒11mm)固定。
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#128-8では3/8"(≒9mm)、#112-8では1/2"(≒13mm)、#101-8では5/8”(≒16mm)、#80-8では3/4”(≒19mm)固定。
(きつさ加減の微調整には切削深さを少しだけ深くしたり浅くしたりはします。)
それから、☆テールボードもピンボードも同じ1本のダブテールビットで、なおかつ同じ深さで切削します。
ダブテールビットとストレートビットと、2つのビットを使うスルーダブテールと比べると、ビットを交換する手間、出し量を調整する手間が少なくなるのはいいとこですね。

それではこれからテストカット。
まずはじめにすることはピンボードの板厚を測り、使用するビットを決めます。
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ピンボードの板厚は15.33mm。ビットは切削深さが11mmの設定の#120-8がちょうどよさそうです。

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#120-8のビットを装着して☆ガイドブッシュはe7ブッシュを目盛り10にしてセット。

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次にテンプレートはHB TAILSモードにセット。
そして今から加工するテールボードの板厚を測定。今回はピンボードもテールボードも同じ板厚で用意してるので、板厚およそ15.33mm。
テンプレートの目盛りの位置は…
5/8”が15.88mm、9/16"が14.29mmなので、15.33mmというとこれくらい?に合わせます。

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テールボードの加工はフロントクランプ側で行います。

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ビットは#120-8を選んだので、切削深さは規定の11mmになるよう合わせます。

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出来ました。

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つづいてピンボードの加工。
テンプレートはひっくり返してHB PINSモードに。目盛りは先ほどのテールボードの板厚に合わせます。

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ピンボードはリアクランプ側にセットします。

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このときピンボードの前端部は、フロントにセットしたテールボードを定規代わりにしてぴったりフィットさせて位置決め、かつテールボードが削れてしまわないようこのように↑すると便利です。

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ピンボードできました。

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組んでみるとピンボードの方が1mmくらいでしょうか、少し突出し過ぎています。ピンボードを奥まで削りすぎちゃった。ということですね。あたらしい材料で再度ピンボードを加工します。
ピンボードのテストカットは切込み量少なめからやったほうがテストボードを無駄にしないですね。ひとつ勉強になりました。
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今度はテンプレートの目盛(=テールボードの板厚)を先ほどより少しだけ小さくしてリトライ。一目盛りが1/16"(≒1.6mm)だから気分的には一目盛りの半分、1/32”(≒0.8mm)くらい小さくしました。

IMG_1047今度はこんな感じに。若干突出しているピンボードの木口のとこをサンドペーパーなどで仕上げればよさそうです。

あとはテールボードが少し欠けててしまいましたが、本番ではルーターの運び方やビットの回転数、刃が切れやんでないかなど、欠けないための工夫と細心の注意をもってリトライです。

ハーフブラインドダブテールジョイントの加工も、やってみれば簡単です。
いい道具です。LEIGHジグ。


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今回の教室参加者の感想を紹介させていただきます。
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Tさん : 細部の工作はやはり道具だと実感!!正確な物を作るには適合した道具をそろえる必要あり。本日も楽しませていただきました。
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金子さん : 貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございます。さらに工作の可能性がふえそうです。
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↑スルーダブテールジョイント。
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↑フィンガージョイント。