今週平日、実は前から行ってみたかった神戸の竹中大工道具館へ行ってきました。
私にとっては滅多にできない外出。ウキウキ
日本の木造建築の歴史の中で、古い道具、優れた道具を収集、保存し、
工匠の精神、道具鍛冶の心を今に伝える展示を見てきました。
今年10月に新神戸駅前に移転、新館オープン予定でさらにパワーアップするそうなので
楽しみですが今の展示でもうおなかいっぱいですけど?
展示は、いわゆる磨製石器の時代(下右:当時使われていた石斧で伐り倒した様子)から、
弥生時代に大陸から伝わった鉄という素材(下左:鉄斧)に代わっていくところから始まります。
昔の人がどのような道具(刃物)を使ってどのように樹を伐り倒し、
製材し、加工、仕上げまでをしてきたのかを知ることができます。
時間を積み重ねて、行き着くところまで行った洗練された道具は
純粋な機能に加えて審美的な要素も持ち始めていったとか、
行き着くところまで行った職人の技術は、
「それってもう腕前を誇示するためだけのもんなんじゃない?」
ってとこまで行ってしまった精緻な仕口とか、
このあといろいろ登場してきます。
ほんとは普段滅多に見ることもできない道具など、もっとたくさんの道具の展示があったり、
道具鍛冶がどのようにそうした道具を作っていたのかなどの展示が続くのですが、
はじめはブログにと思って写真も撮ってましたが途中から夢中になってたんでしょうか、
写真撮るのも忘れたというかもういいや、ってなってました。
なので残念ながら肝心なもっとおもしろい部分の写真はありませんが、
木工好きの方なら見て絶対面白いと思いますのでぜひ行ってみてください。(^_^)