2011年9月6日火曜日

第2回ウッドターニング教室1泊2日基礎コースの模様


8月27日、28日に行われた第2回ウッドターニング教室1泊2日基礎コースの模様をお伝えします。


1日目はまずシャープニングから学びます。実際に旋盤を回すよりも前に、です。
ラフィングガウジ、ボウルガウジ、スピンドルガウジ、スキュー、パーティングツール、スクレーパー。
あ、切れなくなったかなと思ったら砥ぐ。ツールをよく切れる状態に保ち、刃先の角度も自分で管理する練習。



 スピンドルターニングの練習。角材からのラフィング、飾りを入れたりスキューできれいな面を出したり。




練習の成果を踏まえて次はマレットの制作。練習用の材と違いマレット用の材は硬いオーク。
写真ではわかりにくいですがラフィングガウジでバリバリ気持ちよく削ってますね。




コーヒーで一息入れながらの休憩に続いて応用テクのレクチャーの時間。
講師の川口氏による縦木使いのぐいのみの制作のコツをデモンストレーション。
写真のようなワークの保持の仕方はジャムチャックというんだそうです。



 2日目はフェイスワークです。
フェイスプレートを使用してチャッキングリセスの成形、SUPER NOVA² チャックでチャッキング、直径200mmほどのお皿を作ります。主な使用ツールはボウルガウジ、ダブテールスクレーパー。


2日間にわたる教室はこのように主にシャープニング、センターワーク練習、センターワーク本番、フェイスワーク。といった基本のてんこ盛り。この教室を通して本当にさまざまな道具を使用します。
旋盤、グラインダー、シャープニングジグ、各種測る道具、その他旋盤関連の道具…。
絶対必要な道具以外にも、あると便利な道具もなるべく教室内で使用(試用)できるように、とも考えてますので、そういう意味ではこれからまさに道具を購入してウッドターニングを始めようとしているんだ。という方にもおすすめな教室かもしれないですね。


今回の参加者のお二人も上達する意欲をしっかり持って教室に臨んでいただきました。おつかれさまでした。
2日目のフェイスワークの課題はお二人とももうスムーズにこなしてしまい、終了後の何でも質問タイムは時間に余裕があったので応用テクのレクチャーをもう一コマ。
じゃあ縦木のゴブレットってどのようにしてつくるの?という質問に講師実演で模範回答。


参加者のお二人の感想を紹介。おつかれさまでした。
  

参加してみていかに自己流だったかがわかりました。
ベベルの大切さを教えていただきました。
今後数をこなして、自分のものとしたいと思います。
'11/08/28 Iさん

想像より全然難しかったです。先生のサポートもあり、
何とか形になって良かったです。
充実した時間が過ごせてとても楽しかったです。
'11/08/28 Kさん