8/29と9/5の2日間の日程で行ったグリーンウッドワークのワークショップ。
1日目の8/29には用意した生木を割ってドローナイフ1本で必要なスツールの部材をこしらえ、
2日目の9/5にはほぞを組んで座面を編みました。
基本的に電気の力に頼らずに伝統的な手道具を主に使って行う木工、グリーンウッドワーク。
ある意味原始的な木工ですが、木材の性質を生かして省力で丸太を割って角材を製材したり、材の乾燥、変形、収縮といった現象も利用してほぞを組んだり、
普段当然のように使っているパワーツールでの木工とはまったく違う醍醐味を感じることができました。 またとても勉強になりました。
ワークショップのタイトルにあるゴッホの椅子って何?って感じですが、
講師の加藤さんが教えてくれました。
かの有名なゴッホが書いた “ゴッホの椅子” という作品で描かれているその椅子は、ヨーロッパの一般家庭で昔から使われてきた伝統的な椅子で、椅子のデザインの源流をさかのぼっていくと必ずたどりつく根源的なデザインの椅子なのだそうです。
これをワークショップのボリューム的に手軽に楽しめるようにということで子供サイズのゴッホの椅子を制作しました。
ここから一週間後の第2日目の様子。
ここから座編み。熊本産のいぐさだそうです。
工房にはひのきの香りといぐさの香りが充満しています。
座面を編み終えてワークショック完了。 お疲れ様でした~。
参加者のお二人の感想を紹介。
Kさんの感想 : 「グリーンウッドワーク」という領域を初めて知りました。電気を使わずの手作業であること、間伐材を使えることなど、これからも学んでいきたいと思いました。
Kさん、ありがとうございました。知らず知らずのうちにもう結構木工にはまり始めちゃってるんじゃないですか!?(笑)
Sさんの感想 : ゴッホの椅子を作成でき、なおかつ座編みもできてよかったです。ドローナイフと削り犬で椅子ができるところが最高です。次は大人の椅子に挑戦します。
Sさんお疲れ様です。ドローナイフといえばふつう削り馬ですが、削り犬はよりポータブル、普通の作業台にサッとクランプして削り馬と同様に使えるという、加藤さん制作命名の代物だそうですよ!
今度はさらに手軽、誰にでも楽しめるようなグリーンウッドワークのワークショップ、できるといいなーと思います。