こんばんわ、
明日明後日、月火は店休日となります。
今週も日が経つのが早い、気が付けば今日もまた工房スタイルの一週間が終わります。
さて、こちら静岡では今週はシズオカ家具メッセが催されていました。
土曜日もうかなり昔からご愛顧いただいてる地元の常連さん、アサイサンご来店。
そういえば今まで聞いたことないけど私と年そんなに離れてないとは思いますが、木工の先生もされているような人ですが気さくな話しやすいお兄ちゃん的キャラです。
たまたま居合わせたお客さんが洋がんなについて教えてくださいと言ったと思えば後ろにいたにアサイサンがスッとでてきて店員じゃないのに「これのいいところはさ~・・・・・・」と丁寧にたっぷり濃密なご講釈をしていただき、「い、今の方、お店の方だったんですか!?」と言わしめるような、そんな愛くるしいお兄ちゃんです。
外でアサイサンとなんでもない話をしていると
お なんだこれは
車に積んでたベンチがいい感じだったので撮らせてもらいました。
かなりいかつくて見るからに重たそうですがなんかやさしいかんじ。
サーフボードみたいなほのかなアールの座面。
いいね~なんていいながら無知な私はアサイサンの話を聞いてあとから調べて知りましたがデザイン自体は“登呂遺跡の椅子”をモチーフにした作品なんだそうです。
造詣が深いね~!
グーグルで [ 登呂遺跡 椅子 ] で検索してみてください。 面白いですよ。
で、面白いのは中身です。
家具メッセは土日が一般公開ですが土曜日にここにあるということは一般の方に提案しようということではないんだよとのこと。
役所関係から地元の県産材を活かして地元を潤す方法は何かないかという問いに対するアサイサンの答えだそうです。
地元の林業マンが伐った県産のヒノキ間伐材、放置材をたっぷり消費するために故意にボリューミーなデザインで、集成をプレカット屋が行い、家具職人が形にする、と。
屋外でも10年は持つように考えてある。ということでレジャーや観光の場にどしどし納入する。と。
木にかかわるみんなの仕事なんだと。
ふ、深い!
ただ単にかわいいな~と思ったから尋ねたわけだけど、だべってたらこそ知りえた、そんなストーリーがあったとはねぇ~!
自分のメインの仕事ではない?のに半ボランティアみたいなことで相当な時間をかけたんでしょう。 敬礼!!
そんな仕事ができるといいね!
そしたらまわりまわってうちのチェンソーも売れるもんね!(笑)なんつって。
いや、楽しいいいお話でしたよ~。