2016年6月19日日曜日

茶運び人形レプリカ!

 

今週も最終営業日、はやいなー笑

 

今週の記事はやっぱり昨日のマルヤマさんですね!

 

毎度毎度ものすごく凝ったものばかり作ってる方ですが、

先週マルヤマさんが使ってるリョービ?かマキタ?の糸のこ盤で使えるいい刃ない?とご来店で

うちのおすすめ、長さ130mmのぺガスの糸のこ刃がつくかわからなかったのでお試し用の刃で2,3本差し上げましたが

昨日、「めっちゃめちゃよく切れんなこれー!!」とのお言葉頂戴しました。

 

で、刃の追加購入がてらその糸のこ盤で何やってるのかと見せてやろうと持ってきてくれたのがこれでした。

 

 

すごっ!

 

 

これはさすがにお世辞抜きにすごい。 茶運び人形。

からくり部分はだいたい完成していてあとはお針子仕事を縫製関係の学校出の娘さんに丸投げして完成の見込み

ひょんなことからこの人形の設計図を入手してから3か月くらいずっと張り付きでのめりこんでやってたんだそうです。

 

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  ↓  こちらの歯車もすべて糸のこ盤でやったって。

すごいよね~ ぜんまい巻くとしっかりスムースに回るんですよ。

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いつだかこんなからくりを作りたいんですとやってきた若いお客さんがいたなー。

ぜひとも二人を結びつけたいな。

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わかります?歯車部分が木口になるように8枚貼りあわせてます。

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湯呑をお盆に乗せると

腕が下がって・・・

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歯車の動きをストッパーしているニードル的なのが引き上げられてからくり全体が動き出す・・・

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白い樹脂板をまげて代用したというリーフスプリングみたいなやつは本来はクジラのひげを使っていたんだそうです。

さっきから「はぁーっ!」 「へぇ~っ!」 の嵐の私ですがここでまた丸山さんと口をそろえて「昔の人はすごいよねぇー!」なんて思いを馳せます。

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  ↓  クジラのひげってこんなん。(Wikipediaより)

 

 

くじらもすごいけどこのギアとか

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ぜんまいの力をある程度一定のスピードに整える ↓ この機構とか

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人形がくるっと180度旋回して帰っていく動きをさせるこの前方後円墳的なカウンターウェイトみたいな形の車とか。

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つくったマルヤマさんもすごいし、

これを江戸時代につくったひともその当時の技術も道具も・・・

 

何もかもがすごい。

 

これだけの仕組みをデザインすること、

それを形にできる刃物、道具があったこと、

作れる人がいたこと、

 

ため息が出ますね。

 

今から何百年後かに、今の世の中にあるもので同じように「昔の人はすごいね」と言わせる何か、あるかな~

なんて思いを馳せます。