身と蓋の2ピースからなる小物入れの制作を学ぶこの教室ではどんなことをやっているか紹介します。
今回は身から削り始めてます。
チャックから外す前に塗装。レースポリッシュとカルナバワックス使用。ビカビカですね。
外側削り終了⇒内側削り終了⇒コールジョーを使って身のテノン切除。万全を期すため、はじめは回転センターをあてがいます。(回転センターのトンガリの痕が残らないよう木片をあてています)
最後の部分は回転センターを外して慎重にカット。
ここから蓋の加工に入ります。身と接する部分はサイズが大事です。重なる部分が大きすぎてははまらず小さすぎてはガバガバです。少し慎重に気をつかう作業です。
フタの内側にリセスを作って(塗装も済ませ)蓋の外側の加工へ。
ドリルチャック登場。蓋にツマミを取り付ける加工をします。
テールストックにドリルチャック&フォスナービットを装着~穴あけ。
ツマミを接着。
身も旋盤上で塗装。
摩擦熱で仕上げるシェラック塗料レースポリッシュのあとカルナバワックスでビカビカになります。
今度はRobert Sorbyのバフマンドレル、ボウルバフ 登場。
主軸にドリルチャックで装着して、旋盤がバフマシンになります。旋盤上でそのままバフ掛け。
バフにカルナバワックスを擦り付けて最終仕上げ
完成。
参加者のお二人の感想を紹介させていただきます。
Kさん : 今日は楽しみにしていました。始めたときは刃物がブレて強かったですが、作品ができていくうちに楽しく。先生には親切にしていただき本当に感謝しています。ありがとうございます。
Aさん : はじめは切削のコツもつかめず、遠い道のりと思いましたが(本当に遠かった。)無事出来て本当によかった!うれしいです。濃度のこーい時間でした。ありがとうございました。
お疲れさまでした。身と蓋2つのパーツを削り、しかもちゃんと蓋になるようサイズを気にしながら削らないとならない慎重な作業でしたね。神経使ってどっと疲れたでしょう。でもその分出来上がりの満足感も倍増でしょう?作業もかなりいろんなことをやりましたからね。
今回やったことをこれからの作品づくりに活かしてください。ありがとうございました。
旋盤でワークを回して刃物で削る以外、穴あけができたり塗装もできたりバフがけもできてしまう!旋盤って魅力的な道具ですねー。