2012年4月29日日曜日

4/29 ウッドターニング教室 蓋付き小物入れ削りダイジェスト

 

身と蓋の2ピースからなる小物入れの制作を学ぶこの教室ではどんなことをやっているか紹介します。

今回は身から削り始めてます。

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チャックから外す前に塗装。レースポリッシュとカルナバワックス使用。ビカビカですね。

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外側削り終了⇒内側削り終了⇒コールジョーを使って身のテノン切除。万全を期すため、はじめは回転センターをあてがいます。(回転センターのトンガリの痕が残らないよう木片をあてています)

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最後の部分は回転センターを外して慎重にカット。

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ここから蓋の加工に入ります。身と接する部分はサイズが大事です。重なる部分が大きすぎてははまらず小さすぎてはガバガバです。少し慎重に気をつかう作業です。

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フタの内側にリセスを作って(塗装も済ませ)蓋の外側の加工へ。

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ドリルチャック登場。蓋にツマミを取り付ける加工をします。

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テールストックにドリルチャック&フォスナービットを装着~穴あけ。

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ツマミを接着。

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身も旋盤上で塗装。

摩擦熱で仕上げるシェラック塗料レースポリッシュのあとカルナバワックスでビカビカになります。

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今度はRobert Sorbyのバフマンドレルボウルバフ 登場。

主軸にドリルチャックで装着して、旋盤がバフマシンになります。旋盤上でそのままバフ掛け。

バフにカルナバワックスを擦り付けて最終仕上げ

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完成。

参加者のお二人の感想を紹介させていただきます。

Kさん : 今日は楽しみにしていました。始めたときは刃物がブレて強かったですが、作品ができていくうちに楽しく。先生には親切にしていただき本当に感謝しています。ありがとうございます。

Aさん : はじめは切削のコツもつかめず、遠い道のりと思いましたが(本当に遠かった。)無事出来て本当によかった!うれしいです。濃度のこーい時間でした。ありがとうございました。

 

お疲れさまでした。身と蓋2つのパーツを削り、しかもちゃんと蓋になるようサイズを気にしながら削らないとならない慎重な作業でしたね。神経使ってどっと疲れたでしょう。でもその分出来上がりの満足感も倍増でしょう?作業もかなりいろんなことをやりましたからね。

今回やったことをこれからの作品づくりに活かしてください。ありがとうございました。

旋盤でワークを回して刃物で削る以外、穴あけができたり塗装もできたりバフがけもできてしまう!旋盤って魅力的な道具ですねー。

2012年4月22日日曜日

4/21 座編み第2弾

 

今週の座編み教室はいつもと違う編み方をやりました。

この教室のことを紹介するたびに、いつもと違う編み方とかあいまいな言い方しか出来ないのには…

何編み と呼ぶのかいくら調べても全然わからないのです!

ウェグナーのYチェアの編み方だといえば一番伝わるくらいで。

どなたかご存知ないですか?ご存知の方、是非教えてください。モヤモヤしちゃってしょうがありません。

 

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この座編み教室もtassプロデュース、教室用に最適化デザインのこちら ↑ のスツールスケルトンキットを使用。

講師の遠藤氏によると、この編み方はスツールのフレームのデザイン自体も編み上がりにより密接に関係してくるということ。

例えば、ウェグナーのYチェアーを例に取り上げての解説を聞くと、私も素人ながらにその細部のデザインがどうしてそのデザインになっているのかが理解できました。

デザインにはそれなりの意味、理由があるのですね。

また、この編み方は平織りに比べて編みの作業自体にもちょっとコツがいる感じ。

編みの作業も、意識して編まないといけないことが、参加者さんにいただいた感想からもわかります。

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参加者さんの感想をご紹介させていただきます。↓

Yさん : きれいに編むのには慣れが必要と思いますが練習してみます。

Tさん : 大変ためになりました!

Aさん : テンションのかけ方がムズカシかった

Mさん : まったくきれいに編むことができませんでした。そりゃそうですよね、素人なので。職人さんはすごいなぁと痛感しました。ペーパーコードを買って、明日は復習です。

Yさん : むずかしく楽しかった。

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お疲れさまでした。今回もみなさん熱心かつ自己評価がきびしい!(笑) 

教室中にも話がでましたが、ヒトの仕事を見ても全然気にならないのに自分の仕事となると小さなこともやたら気になってしまうというのがありましたね。

私の目にはきれいに編めてるのに。今回は…  難しかったという感想が多いです。 

もうひとつの座編み教室(平織り)と比べて、こちらの編み方の方が編む作業自体は簡単だけど、互いに引っ張り合うコードのテンションを気にしてあげないときれいに仕上がらないんですね。

みなさんの言うとおり、こりゃ慣れが必要かもですが、そうなれば余計にマスターしてやりたくなるもの。次に自分のチェアをデザインするときなんかは今日のことを活かしてやってください。

 

この座編み教室も今後定期的に開催していきます。興味のある方はぜひ次回!