2017年9月23日土曜日

今週でナンタケットトリプル。 なオーバルボックスワークショップ


ども! ナベです!


昨日、土曜日は久しぶりの


蒸して曲げて、 オーバルボックスを つくってみよう~


のワークショップ。


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こちらは今回の参加者のお姉さまおふたりが持ってた自作のナンタケットバスケット。

そのクオリティの高さもさることながら、   そ れ よ り も!!!!


私が初めてこのナンタケットバスケットというクラフトを知ったのは、

以前にこのワークショップに参加してくれた方が

「こんなバスケットをつくっていて、なんかオーバルボックスに共通点を感じちゃって」


ということだったのですが・・・



その次に私がナンタケットバスケットを見ることになるのは

また次に開催したワークショップにまたナンタケットのクラフターが!!!

えええ~!そんなことがあるの!?なんて、その時はまだ笑い話。


だったのですが!!



今週参加のIさんとHさんもなんとナンタケットのクラフター!!!  なのでした笑

で、きけばこの計3回のナンタケットさんたちは別にそれぞれ全然知り合いでもない、会ったこともない  と。


ものすごい偶然?  

何かいいこと起こるといいね。


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今回は私も一緒にやって3名で3個の入れ子のオーバルボックスができました。


塗装については家に帰ってから、しっかり乾いてから、それぞれ凝ってやってみましょうと無塗装で終わり。


Hさんは木固めエースを買ってもらいました。

私はガラス塗料塗ってみようかなと。


IさんもHさんもガラス塗料には興味津々!だったので

塗ってみたらまたお知らせしますね。


お疲れ様でした。 また遊びに来てくださいね~


以下、写真よう考えたら自分もつくりながら結構楽しくやらせてもらってたんで

蒸してるとこ、曲げてるとこ、の写真がいちまいもありませんでした。笑


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2017年9月12日火曜日

くるみのありぐみ



LEIGH(レイ)のダブテールジグのワークショップのご報告。
今回は、北米産ウォールナットと国産クルミ(オニグルミ)の組み合わせで作っていただきました。
同じクルミの仲間でも、色味がずいぶん違うのです。

片側にスルーダブテール(一般的な蟻組・両面に木口が見えるタイプ)、もう片側にハーフブラインドダブテール(包み蟻組・一方の面に木口が見えないタイプ)を削り出しました。オーソドックスな抽斗(ひきだし)の構造ですね。


兎角、難解に思われがちなレイジグ。
そこで、少々厚みのある取扱説明書を思い切ってかいつまんで、ワークショップ用に資料を作成してみました。手順を思い出すための覚書みたいなものです。
まずは上の写真でも紹介している、スルーダブテールとハーフブラインドダブテールについて。



対象機種
LEIGH 12インチ・ダブテールジグ SUPER 12  
LEIGH 18インチ・ダブテールジグ SUPER 18   
LEIGH 24インチ・ダブテールジグ SUPER 24   



加工可能組手
スルーダブテール [蟻組]
B ハーフブラインドダブテール [包み蟻組]  
  B1 バリアブルスペース・ハーフブラインドダブテール [任意で蟻を配置する方法]
  B2 ラベット・ハーフブラインドダブテール [段欠き付包み蟻組]
  シングルパスハーフブラインドテール [同時に21組の蟻組を加工する方法]
ボックスジョイント [あられ組]
スライディングダブテール [蟻溝]
工程
組手
スルーダブテール
B1 ハーフブラインド
1
印付け         (加工時に見える側)
テール
内側
内側
ピン
外側
内側
2
マーキング  
テール
ピンボードの板厚
ビットの刃長(120-811㎜)
ピン
テールボードの板厚
なし
3
ガイドブッシュ
#711C(別売・真円)または
#711C(別売・真円)または
e7(付属品・楕円)
e7(付属品・楕円)
1枚目の加工
テールボード 
テールボード 
4
クランピング
垂直面
垂直面
5
ビット
標準
No.80-8 ダブテールビット(1/2 8°)
No120-8 ダブテールビット(1/2 14°)
その他
(別売)1/4"5/16”・3/8”・7/16” 全8°
(別売)18°・12°・10°(付属)8°全1/2
6
フィンガーアッセンブリー
TD PINS  
HB TAILS
7
目盛
ビットの刃径(No.80-81/2
テールボードの厚さ
8
フィンガーセッティング
両端:ハーフ 残り:任意
両端:ハーフ 残り:任意
9
フィンガー反転
TD TAILS
  ―
10
目盛
ALL
  ―
11
ビットの深さ調整
組手の段差を決定づける
組手のきつさを決定づける
12
切削
バックカットでバリを最小限に
バックカットでバリを最小限に
2枚目の加工
ピンボード
ピンボード
13
クランピング
垂直面
水平面
14
フィンガーアッセンブリー
TD PINS
HB PINS
15
目盛
ビットの刃径(No.80-81/2
テールボードの厚さ
16
ビット
No140-8 ストレートビットまたは
そのまま(ダブテールビット)
#170C スパイラルビット(別売)
17
切削
バックカットでバリを最小限に
木口面なのでバックカットはしない
18
きつさ調整
きつい時
フィンガーアッセンブリーを奥に移動
ビットを引っ込める
ゆるい時
フィンガーアッセンブリーを手前に移動
ビットを出す
19
段差調整
浅い時
ビットを出す
フィンガーアッセンブリーを奥に移動
深い時
ビット引っ込める
フィンガーアッセンブリーを手前に移動



この表だけを見て、決して尻込みしないでください。
やっぱり難解だ、逆効果だ、と言わないでください。
取扱説明書本編はもっと詳しく丁寧で、何しろ分かりやすいイラスト付きです。ただ、その分ページ数が多いので、ポイントをまとめてみたわけです。

とにかく理屈を体感的に理解すれば、さほど難しくはないのです。
そのためにワークショップがあるのです。

まずは9月23日(土・祝)、1席空いてますよ。


「アリ組には興味あるけど、レイジグはちょっと」という方にはより簡易的なこちらもおすすめ。
12インチ・ダブテールジョイントジグ http://www.off.co.jp/item/T_1979.html

ワークショップでレイじゃなくてこっち ⇑ をやってみたいという方もお受けします。






2017年9月2日土曜日

チェンソーカスタム! MS241編


ども!ナベです!

あっという間に夏は去り朝晩冷えるようになりましたね

なんか喉が痛いような…


さて!

こないだプロの林業マンAさんの依頼で組んだMS241Cの325バー35cmバージョン!



本来3/8"Pの241ですが、325のチェンの方が今まで長らく使い慣れてるし、目立ても楽だし…
でも取り回しやすいように可能な限り短いバーで!

ということでこのような↑仕様となりました。



ご相談の冒頭ではどうやら、、「こういうカスタムが頼めるのか?」という感じだったので

意外と知られてないんだなと再認識。


いいんです!

できますよ!

こういうカスタムができるのも、スチールショップならではのメリットですね。

ご相談がありましたらお気軽にご相談ください。